伊谷純一郎 フィールドノート

 一九六〇年、「3rd Afirica」とありますが、私の『ゴリラとチンパンジーの森』のときの記録で、ウガンダ西南のカヨンザの森(今はブウィンディの森と名が変わっています)での観察です。
本性シダの(キアテア)の多い 、イヒゾーの渓流を挟んで、「スクマ・チーフ」と名づけたシルバーバックの♂がひきいる集団と六時間対峙しました。

 


P.17の左に、その様子をうかがうことができます。


P.30には、スクマ・チーフのスケッチがあります。ゴリラは食べては寝、ときどきドラミングをやり、うなり、場所をかえ 、それ以外はほとんどなにもしません。

 

巻末P.43に、この集団のスリーピング・サイト(ベッドのあと)の完成図があります。

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