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安藤智恵子 (教務補佐員)

2007年度

研究内容

ガボン、ムカラバ−ドゥドゥ国立公園におけるニシローランドゴリラの人付けの試みと生態学的研究

2003年5月より、西アフリカのガボン共和国、Moukalaba-Doudou National Parkに生息する類人猿の生態学的研究の調査に携わる（1999年から予備調査がはじまった）。ムカラバ国立公園では西ローランドゴリラ（Gorilla gorilla gorilla）とツェゴチンパンジー（Pan troglodytes troglodytes）が同所的に生息している。私たちのチームは、彼らの種間関係を調べ、その共存メカニズムを解明することを目的としている。基礎データとして気象と果実フェノロジー調査、糞分析とネストの計測を継続的に行っている。私は現在、2004年1月10日に識別をしたゴリラ（Group Gentil）の人付けに特に力を入れている。

昨年度の研究の成果（Group Gentilの人付け）

遭遇頻度が増加（135遭遇日数／236踏査日数、2007年2月では遭遇頻度0，75） 接触時間が非常に長くなった（2007年2月では1日の平均接触時間1 :29、最大4：03） 識別個体の増加（SB, BB, AF:4, J?:2, AF+iの計9頭）

出版物

  1. Iwata, Y., Ando, C., 2007. Bed and bed-site reuse by western lowland gorillas (Gorilla g. Gorilla) in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. Primates, 48 : 77-80.

学会発表

  1. 第43回アフリカ学会（5月27日＆28日、大阪大学）山極寿一・安藤智恵子「ガボン共和国ムカラバ国立公園のゴリラの遊動パターン：山地林との比較」（口頭発表）
  2. 第21回霊長類国際学会（6月25日〜30日、ウガンダ・エンテベ）Ando C., Iwata Y., Takenoshita Y., Yamagiwa J. : Diet and ranging of sympatric gorillas and chimpanzees in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon.（ポスター発表）
  3. Iwata Y. and Ando C. : Nesting and grouping behavior of western gorillas in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. （ポスター発表）

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