花村 俊吉

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研究内容

2006年度

 2005年度に引き続き、10月までマハレタンザニア・マハレ山塊国立公園でチンパンジーM集団を対象に調査を行った。2006年8月には、マハレ山塊国立公園中北部のチンパンジーをはじめとする大型哺乳類の生息状況と人為撹乱について予備的な調査を行った。2006年10月16日から2007年3月31日まではデータ分析等を行った。

2005年度

2005年5月と7月に学会発表を行った。10月からはタンザニア・マハレ山塊国立公園でチンパンジーM集団を対象に調査を行い、チンパンジーのメスの遊動パターンと他個体との相互行為について記録した。

2004年度

2003年度に引き続き、9月までニホンザル嵐山E群を対象に調査を行い、オトナオスの他個体との相互行為と、群れの広がりにおける空間的な位置について記録した。これらの結果をもとに修士論文を作成し、2004年12月と翌3月に学会発表を行った。また、3月下旬に、金華山でニホンザルの野生群を観察した。

2003年度

5月から嵐山モンキーパークいわたやまの餌付け群(嵐山E群)のオトナのオスとメスを対象に調査を行い、オスとメスの親密さの記述法を模索した。また、夏季に1ヶ月程、屋久島、幸島、都井岬、高崎山で、ニホンザルの野生群や嵐山以外の餌付け群を観察した。

業績目録

執筆文章

  1. 花村俊吉 2006 12頭の精霊『マハレ珍聞』8:2-3
  2. Hanamura S, Kiyono M, Nakamura M, Sakamaki T, Itoh N, Zamma K, Kitopeni R, Matumula M and Nishida T 2006 A new code of observation employed at Mahale: prevention against a flu-like disease. Pan Afr News 13(2):13-16
  3. 花村俊吉 2006. 地震との遭遇『マハレ珍聞』7号
  4. 花村俊吉 2005. ニホンザル社会におけるオスの空間的位置 『霊長類研究』21supplement:S2-3 (発表抄録)
  5. 花村俊吉 2005. ニホンザル餌付け群におけるオスの空間的位置とメスとの社会関係 『生態人類学会ニュースレター』11:23-24.抄録(pdf)

学会・研究会発表

  1. 花村俊吉,Mtunda Mwami,Mwami Rashidi 2006年11月(ポスター) 「予備的報告:タンザニア・マハレ山塊国立公園中北部のチンパンジーと哺乳類の生息状況と人為撹乱」 第9回SAGAシンポジウム 名古屋大学(愛知)
  2. 花村俊吉 2005年7月(口頭) 「ニホンザル社会におけるオスの空間的位置 ―嵐山E群におけるメスとの近接がオスの空間的位置に影響を及ぼす可能性―」 第21回霊長類学会大会 倉敷市芸文館別館(岡山)
  3. 花村俊吉 2005年5月(口頭) 「ニホンザル餌づけ群におけるオスの空間的位置とメスとの社会関係 ―空間的位置の分化機構と差異の観察― 」 第6回ニホンザル研究セミナー 京大霊長類研究所(愛知)
  4. 花村俊吉 2005年3月(口頭) 「ニホンザル社会におけるオスの空間的位置とメスの社会関係」 第10回生態人類学会 だて歴史の杜カルチャーセンター(北海道)
  5. 花村俊吉 2004年12月 (ポスター)「ニホンザルにおける中心オス、周辺オスのメスとの社会関係」 日本動物行動学会第23回大会 九州大学(福岡)
  6. Shunkichi HANAMURA, March 2004 (ポスター)"Do Japanese men have an innate preference for women of the lower Waist-to-Hip Ratio?" International Symposium African Great Apes: Evolution, Diversity and Conservation, Kyoto