アイスホッケーのルール

■基本中の基本
パック(硬質ゴム、円筒形)をゴールに入れると得点になる。パックはスティックで扱う。

■試合の進め方
フェイスオフ(バスケットのジャンプボールを逆さまにしたようなもの)によって試合が始まる。試合時間は15分(国際ルールでは20分)×3ピリオド。ゲームが途中でとぎれた時には常にフェイスオフによって再開される。
一度にプレーするのはキーパーを含めて1チーム6人。キーパー以外の5人は、1分間隔くらいでどんどん交代していく。交代はプレー中でも可。
ゲーム自体は基本的にはサッカーを小さくしたようなものであると考えてもらえればいいが、ちょっと特殊なのは全体がフェンスで覆われていること(つまりアウトオブバウンズが非常に少ない)と、ゴール裏のスペースでもプレーが行われることである。
正当なボディチェックは認められており、激しい当たりがホッケーの醍醐味でもある。やりすぎるとブタ箱(ペナルティーボックス)にいれられる。

■オフサイド
攻撃側のブルーラインをパックが通過する前に、人間が通過するとオフサイドになる。サッカーのオフサイドラインは相手側のディフェンダーの最終ラインになるわけだが、アイスホッケーではこのラインが固定されていると考えると分かりやすい。
ブルーラインの外側のフェースオフスポットからのフェイスオフになる。

■アイシング
センターラインよりも手前からパックを放り、攻撃側のゴールラインを通過するとアイシングになる。
ディフェンディングゾーンまでパックを戻されて、自陣前のフェイスオフスポットからのフェイスオフになる。

■センターラインパス→1998年度からセンターラインパスはなくなりました
■ペナルティー
上記の2つ、オフサイド、アイシングが分かればホッケーは楽しめる。それ以外にプレーが止まるのは何らかの悪いことをしたからであるからだ。そんな人はすぐにあげられちゃうのですぐ分かる。
ペナルティーを犯すと、2-5分の間一人少ない状態で戦わなければならない。
下にいくつか例を示すがいっぱいあるので覚えなくてもよい。
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  • チャージング---思いっきりぶちかます。
  • ラッフィング---どつく。どつきあう。
  • キッキング---けたくる。
  • ボーディング---フェンスにたたきつける。
  • トリッピング---こかす。
  • フッキング---ひっかける。
  • インターフェアランス---パックを持ってないやつの邪魔をする。
  • アンスポーツマンライクコンダクト---スポーツマンらしからぬ行為(そのままですな)。審判にいちゃもんつけたりとか、つば吐いたりとか。
  • ハイスティッキング---スティックが相手の頭に当たる。
  • スピアリング---スティックで突き刺す。
  • クロスチェッキング---両手でスティックをもってぶち当たる。
  • ホールディング---抱きつく。にぎる。
  • メンバーオーバー---一時に6人以上氷上にいる。
  • フォーリングオンザパック---キーパー以外がパックの上に寝る。
  • ブロークンスティック---折れたスティックをしつこく持っている。
  • ベンチマイナー---ベンチに関するペナルティー。試合中にベンチへの出入りをしてはいけないなど。便意を催して試合中にベンチを離れた場合特にウンチマイナーをとられる。
  • ディレイオブザゲーム---試合を遅らす。
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さらに、罰則の重さによって次のようにも分けられる。
  • マイナーペナルティー---普通のペナルティー。2分間の退場。
  • ダブルマイナーペナルティー---同時もしくは、重ねてペナルティーを2つしたもの。4分間の退場。
  • メジャーペナルティー---審判が悪質である(故意であるなど)と判断した場合。また、相手にけがをさせると無条件でメジャーになる。5分間の退場。
  • ミスコンダクトペナルティー---もっと悪いやつ。このへんからはけっこう審判の主観によって決まる(ような気がする)。10分間の退場。ただし代わりの選手が出られる。
  • ゲームミスコンダクトペナルティー---もっともっと悪いやつ。残り試合時間退場。ただし代わりの選手が出られる。
  • ペナルティーショット---そのペナルティーがなければ明らかにキーパーと1対1になったであろうと思われるもの。サッカーのPKのようなもの。この場合は退場はなし。
代わりの選手が出られない場合は、その間キーパーを除くと5人対4人で戦わなければならない。その間に点を入れられるとペナルティー時間が残っていても試合に復帰できる。どんどんペナルティーをするとどんどんブタ箱に入れられるが、プレーする人数はキーパーを除いて3人以下にはならない(3人の状態からペナルティーすると別の人が代わりに出られる)。なお、キーパーはペナルティーしてもブタ箱に入らなくてもよく、代わりの人が入れられる。