しかし、これで取りあえず邪魔者はいなくなったわけである。車から降りて、死体に近づいてみる。何とも無残な状態になっていた。
胴の部分はほとんど食われてしまっており、頭部もかなりかじられている。なぜか、四肢がすべて残っていた。筋が多くて後回しにするのだろうか。
今度は邪魔されることもなく我々は前足を一本切りとってその場を離れた。
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