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西田利貞
Personal Info
- 教授
- E-mail: nishida@jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp
2003年度(2003年4月-2004年3月)活動内容
21世紀COEプロジェクトの京大アフリカ拠点を確保するため、6月と12月の2回、アルーシャのタンザニア野生生物研究所(TAWIRI)を訪ね、ムリングワ総裁と交渉した。その結果、TAWIRI構内に、まず実験室・図書室・研究室などを備えた平屋第一棟が建つことになった。科研費基盤研究A1による海外調査として、8月8日から9月29日まで、タンザニアのマハレ山塊国立公園で野外調査をおこない、文化的行動の発達を研究した。10月から、日本学術振興会の学術システム研究センターの主任研究員の1人として、本法人の業務の基本方針策定に参画することになった。12月には、TAWIRIの年次集会でマハレ山塊国立公園のチンパンジー管理法について提案し、また、神戸大学で開催された神戸大学発達科学国際シンポジウムで基調講演をおこなった。
2004年1月には、国連環境計画の「大型類人猿生存計画」(GRASP)の活動に対応する機関として"GRASP-Japan"を立ち上げるために、大型類人猿の研究者や保全NGO関係者を集め、会議を開いた。2月には、財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団に招かれ、平成15年度公開考古学講座で講演するとともに、群馬県立自然博物館を視察した。2003年3月に、山極寿一、鈴木滋とともに、21世紀COE国際シンポジウム、"African Great Apes: Evolution, Diversity and Conservation"を主催した。その後、学振の受託研究として、オランダのアーネム動物園、パリの自然史博物館、メナジェリー、ヴァンサン動物園、CNRSなどを視察し、生物学の学術動向を調査した。3月31日、京都大学を停年退官した。
2003年度の研究業績
論文(審査制度のある雑誌)
- Gunji H, Hosaka K, Huffman MA, Kawanaka K, Matsumoto-Oda A, Hamada Y & Nishida T 2003. Extraordinarily low bone mineral density in an old female chimpanzee (Pan troglodytes schweinfurthii) from the Mahale Mountains National Park. Primates 44(2): 145-149.
- Nishida T, 2003. Harassment of mature female chimpanzees by young males in the Mahale Mountains. Int J Primatol 24(3): 503-514.
- Nishida T, 2003. Leaf-pile pulling: An unusual play pattern in wild chimpanzees. Am J Primatol 60: 167-173.
- Nishida T, J. C. Mitani & D. P. Watts, 2004. Variable grooming behaviours in wild chimpanzees. Folia Primatol 75: 31-36.
雑報
- 西田利貞 2003. 「霊長類の研究と今西錦司」, 『科学』 73(12): 1340-1343.
- 西田利貞 2003. 「マハレ珍聞の刊行について」、『マハレ珍聞』No.1, p.1.
- 西田利貞 2003. 「マハレのチンプ紹介 第1回チャウシク」、『マハレ珍聞』No.1, p.4.
- 西田利貞 2003. 「COEプログラム進行状況:拠点リーダー報告」、『京都大学21世紀COEプログラム生物多様性研究の統合のための拠点形成ニューズレター』No.2, p.1.
- 西田利貞・上原重男 2003. 「21COE特別プロジェクト:京都大学アフリカ人類学・生物学研究拠点について」、『京都大学21世紀COEプログラム生物多様性研究の統合のための拠点形成ニューズレター』No.2, pp.16-18.
- 西田利貞 2004. 「固有種ニホンザルを守ろう」、科学欄、『朝日新聞』2004年1月7日:朝刊
- 西田利貞2004. 「チンパンジーの社会」、『上小教育』 No.47, 小県上田教育会, pp 28-69.
新聞広報
- 2003年5月5日:「京大OBが集合」、『週間碁』
- 2004年2月5日:「京大の文化人発掘、世界平和を見据える棋士囲碁部顧問西田利貞教授」『京大学生新聞』
- 2004年3月4日:「大型類人猿絶滅から守れ」、『読売新聞』夕刊4版、1面
- 2004年3月23日:「ヒトと違い、群れ同士争わない」、世界・日本・ひと・ニュース、『朝日新聞』夕刊
学会・研究会発表
- Nishida T 2003. Chimpanzee ethogram and local behavioral variations. Workshop on "Behavior, Ecology and Conservation of Wild Bonobos: Current Activities and Plans for the Future," Inuyama, July 22.
- Nishida T and Mwinuka C 2003. Research, tourism and diseases: In search for chimpanzee-friendly management. The 4th TAWIRI Annual Scientific Conference, Arusha, Tanzania, December 4.
- Nishida T 2004. Introduction: The Great Apes Symposium. An International Symposium on "African Great Apes: Evolution, Diversity and Conservation," Kyoto, March 4.
- 西田利貞 2003. 「大型類人猿保護の地球規模での取り組みについて」 第19回日本霊長類学会大会, 仙台, 6月28日.
- 西田利貞 2003. 「ビデオ利用と霊長類の行動研究」 日本動物行動学会第22回大会: 公開シンポジウム『映像と動物行動学の展開: 読む/測る/見る』, 北海道大学, 10月30日.
- 西田利貞 2003. 「人間性の起源について」 第7回発達科学国際シンポジウム『人間発達の可能性』基調講演, 神戸大学, 12月17日.
一般向け講演会
- 西田利貞 2003. 「チンパンジー研究から見た人間性の由来」, 『関西親和会』, 津村別院, 大阪, 5月3日.
- 西田利貞 2003. 「チンパンジーの社会」, 『第45回菅平夏季大学』, 小県上田教育会、長野, 8月6日.
- 西田利貞 2003. 「野生チンパンジーの社会」, 『京都大学春秋講義』, キャンパスプラザ, 京都, 11月5日.
- 西田利貞 2004. 「チンパンジー学への招待−人間性の起源を探る」, 『財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団平成15年度公開考古学講座』, 前橋テルサホール, 前橋, 2月14日.
- 西田利貞 2004. 「人間性はどこから来たか」, 『第47回健康指標プロジェクト例会: 人類の起源』, 京大会館, 2月21日.
- 西田利貞 2004. 「野生チンパンジーの知恵」, 『京都御苑への迎賓館建設に反対する連絡会:連絡会結成10周年記念講演』, ハートピア京都, 3月28日.
- 西田利貞 2004. 「野生チンパンジーとともに ― 人類進化研究の40年」, 最終講義, 京都大学理学研究科6号館, 3月6日.
学会・研究会の主催
- 西田利貞・山極寿一 2004. An International Symposium of the 21st COE Program on "African Great Apes: Evolution, Diversity and Conservation", 京都ガーデンパレス・京大会館, 3月3, 4, 5日.
ビデオ監修
- 『地球ふしぎ大自然』2003年4月7日NHK放映分
- 『どうぶつ奇想天外』6月1日TBS放映分
- 『どうぶつ奇想天外』2004年2月22日TBS放映分
2002年度(2002年4月-2003年3月)研究内容
2002年5-9月は、文部科学省の21世紀COEの研究計画作成に携わり、生物科学専攻、生態学研究センター、霊長類研究所共同の「生物多様性科学の拠点形成」を立ち上げた。8月には、神戸大学で開催された国際医療学会で基調講演を、北京で開催された国際霊長学会大会で2つ発表をおこなった。その後、科研費基盤A1による海外調査として、9月20日から11月18日まで、タンザニアのマハレ山塊国立公園で野外調査をおこない、文化的行動の発達を研究した。
12月はタンザニアの国立野生生物研究所の集会でマハレ山塊国立公園の生態系管理について発表し、2003年1月には、ライプツィヒのマックス・プランク研究所で開催されたチンパンジーの文化についてのワークショップに参加した。同じ1月に、ナイロビのUNEP本部を訪問し、GRASP
(Great Ape Survival Project) の募金計画立案に参画した。また、懇談の結果、GAWHSP
(Great Ape World Heritage Species Project)
はGRASPのパートナーの一員として活動するを取り決めた。2003年3月に、山村とともに、国際シンポジウム、”Toward
the Integration of Biodiversity Studies”を開催した。
2002年度の研究業績
論文(審査制度のある雑誌)
- Shimizu D, Gunji H, Hashimoto H, Hosaka K, Huffman MA, Matsumoto-Oda A, Kawanaka K & Nishida T, 2002. The four chimpanzees skulls collected in the Mahale Mountains, Tanzania. Anthrop Sci, 110 (3): 251-266.
- Nishida T, Corp N, Hamai M, Hasegawa T, HiraiwaHasegawa M, Hosaka K, Hunt KD, Itoh N, Kawanaka K, Matsumoto-Oda A, Mitani JC, Nakamura M, Norikoshi K, Sakamaki T, Tuner L, Uehara S, & Zamma K 2003. Demography, female life history and reproductive profiles among the chimpanzees of Mahale. Am J Primatol (in press)
論文(単行本の分担執筆)
- Nishida T. 2002. Bonobo (Pan paniscus). Encyclopaedia Britanica.
- Nishida T. 2002. Chimpanzee (Pan troglodytes). Encyclopaedia Britanica.
- Nishida T, 2003. Individuality and flexibility of cultural behavior patterns in chimpanzees. In: Animal Social Complexity and Intelligence, FBM. de Waal & P Tyack (eds), Harvard University Press, Cambridge, Mass, 392-413.
- 西田利貞. 2002. 「日本サル学と文化の研究」、『人類学と霊長類学の新展開』石田英実・中務真人・荻原直道(編)、金星舎、京都、pp.1-6.
- 西田利貞. 2002. 「マハレ調査小史」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp.5-28.
- 西田利貞. 2002. 「37年の研究概要」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp.29-76.
- 西田利貞. 2002. 「人口動態」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp.171-202.
- 保坂和彦・西田利貞2002.「オストラシズムーアルファ雄、村八分からの復権」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp.439-471.
- 西田利貞. 2002. 「ビーリヤ研究―事始めの頃」、『アフリカを歩く』加納隆至・・・黒田末寿・橋本千絵(編)、以文社、東京,pp. 321-338. (2001『霊長類研究』より再録).
- 西田利貞. 2003. 「社会の多様性」、『新しい教養のすすめ・・生物学』西田利貞・佐藤矩行(編)、昭和堂、京都、pp.127-150.
著書
- 西田利貞・上原重男・川中健二(編著)2002.『マハレのチンパンジー』、京都大学学術出版会、京都
- 西田利貞・佐藤矩行(編著)2003.『新しい教養のすすめ・・生物学』、昭和堂、京都
雑報
- Nishida T 2002. A self-medicating attempt to remove the sand flea from a toe by a young chimpanzee. Pan Africa News 9:5-6.
- Nishida T 2002. Competition between baboons and chimpanzees. Pan Africa News 9:23-26.
- 西田利貞2002. 「人類進化の舞台としてのアフリカの植生環境」、『人類学と霊長類学の新展開』石田英実・中務真人・荻原直道(編)、金星舎、京都、p. 181.
- 西田利貞2002. 「訳者あとがき」、フランス・ドゥヴァール著『サルとすし職人』、原書房、pp. 331-333.
- 西田利貞2002. 「緒言」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp. i-iii.
- 西田利貞2002. 「附録3 マハレ邦文献目録」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp. 483-520.
- 西田利貞・上原重男2002. 「附録2 マハレ山塊国立公園の哺乳類リスト」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp. 480-482.
- 西田利貞・上原重男2002. 「附録3 マハレ欧文献目録」、『マハレのチンパンジー』西田利貞・上原重男・川中健二(編)、京都大学学術出版会、pp. 521-548.
- 西田利貞2003. 「書評:梅棹忠夫・斉藤清明他著:フォトドキュメント今西錦司」京都民報2月16日号
- 西田利貞2003. 「永遠のいのち」、『世界思想』2003年春号
- 西田利貞・佐藤規行2003. 「まえがき」、『新しい教養のすすめ 生物学』、i-iii、昭和堂、京都
学会・研究会発表
- 西田利貞2002. 「リーフレイキング:新たに発見された野生チンパンジーの遊び」(『日本霊長類学会第39回学術大会』、東京大学、7月21日)、『霊長類研究』、18(3):374
- 西田利貞2002. 「“大型類人猿の権利宣言”の精神」、(『日本霊長類学会第39回学術大会』、7月21日、東京大学).
- 中村美知夫・西田利貞2002. 「野生チンパンジーのモールディング:チンパンジーは本当に教えないのか」、(『日本霊長類学会第39回学術大会』、7月、東京大学)、『霊長類研究』、18(3):373
- 西田利貞2002. 「人類進化と自然との共生」、第17回日本国際保健医療学会、基調講演、神戸大学、8月1日
- Nishida T 2002. The puzzle of chimpanzee cultures. The XVIII Congress of the International Primatological Society, Beijing, August 5.
- Nishida T 2002. The spirit of the World Heritage Species concept. The XVIII Congress of the International Primatological Society, Beijing, August 6.
- Nishida T.2002. The chimpanzees of Mahale: Current status of conservation and research. The 3rd Annual Conference of TAWIRI. Impala Hotel, Arusha, December 3-5, 2002.
- Nishida T 2003. The chimpanzee behavior patterns of Mahale. Workshop on Chimpanzee Cultures. Max-Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Leipzig, January 2003.
- 西田利貞 2003. 「人間性の由来」、第32回ホミニゼーション研究会、市民講演会、フロイデ、犬山、3月13日
- Nishida T 2003. The Puzzle of Chimpanzee “Cultures”. International Symposium on Human Origins and Environmental backgrounds, Kansai Seminar House, Kyoto, March 20-22, 2003.
- Nishida T 2003. On the 21st COE program on Biodiversity. Toward the Integration of Biodiversity Studies, Kyodai-Kaikan, Kyoto, March 26-28.
一般向け講演会
- 西田利貞2002. 「アフリカの霊長類」、『サバンナクラブ25周年記念サバンナ大学』、東京大学、7月13日
翻訳
- 西田利貞・藤井ルミ(訳)2002. 『サルとすし職人(フランス・ドゥヴァール著』、原書房、東京
学会・研究会の主催
- 山村則男・西田利貞2003. 京都大学21世紀COEプログラム『生物多様性研究のための拠点形成』、京大会館、3月26、27日
2001年度研究内容
2001年6月には、中国安徽省の黄山を訪問し、チベットモンキーの行動を観
察し、また生息地を歩いた。
科研費基盤A1による海外調査として、8月からウガンダのキバレ国立公園のンゴゴ地区、そして9月からタンザニアのマハレ山塊国立公園で野外調査をおこない、いくつか社会行動に文化的な相違を発見した。
12、1、2月と3度、国際研究集会に招待され、2つで基調講演を、1つで一般講演をおこなった。
9月にUNEPの大型類人猿大使に任命され、GRASP(Great Ape Survival Project)の立案に参画した。
2001年度の研究業績
論文(審査制度のある雑誌)
- Sakamaki, T., N. Itoh, & T. Nishida, 2001. An attempted within-group infanticide in wild chimpanzees. Primates, 42 (4): 359-366.
- Whiten, A., J. Goodall, W. C. McGrew, T. Nishida, V. Reynolds, Y. Sugiyama, C. E. G. Tutin, R. W. Wrangham, & C. Boesch, 2001. Charting the cultural variation of chimpanzees. Behaviour, 138: 1481-1516.
論文(単行本の分担執筆)
- Hosaka, K., Nishida T, Hamai M, Matsumoto-Oda A, Uehara S, 2001. Predation of mammals by rhe chimpanzees of the Mahale Mountains, Tanzania. In: All Apes Great and Small Vol.1: African Apes, B. M. F. Galdikas, N. Briggs, L. K. Sherman, G. L. Shapiro, & J. Goodall (eds.), Klumer Academic Publishers, New York, pp. 107-130.
- 西田利貞2001.「はじめに」、『ホミニゼーション』西田利貞(編)、京都大学学術出版会、京都、pp. 3-8.
- 西田利貞2001.「共通祖先の社会」、『ホミニゼーション』西田利貞(編)、京都大学学術出版会、pp. 9-32.
- 西田利貞2001「インセスト・タブーについてのノート」、『近親性交とそのタブー』川田順造(編)、藤原書店、pp. 137-145.
- 西田利貞2001.「チンパンジーはいつも新鮮」、『大型類人猿の権利宣言』パオラ・カヴァリエリ・ピ−タ−・シンガ−(編)、山内・西田監訳、昭和堂、pp. 25-29 (1993年の英文の翻訳版).
- 西田利貞・保坂和彦2001.「霊長類における食物分配」、『ホミニゼーション』西田利貞(編)、京都大学学術出版会、京都、pp. 255-304.
著書
- 西田利貞2001. 『動物の「食」に学ぶ』、女子栄養大学出版部、東京.
- 西田利貞(編)2001.『ホミニゼーション』、京都大学学術出版会、京都.
国際学会の紀要
- Nishida, T, Wrangham RW, Jones J H, Marshall A, Wakibara J 2001. Do chimpanzees survive the 21st century? Conference Proceedings of the Apes: Challenges for the 21st Century. Chicago Zoological Society, Chicago, pp. 43-51.
雑報
- Nishida T, Boesch C, Furuichi T, Goodall J, Groves C, van Hooff J, Isabirye-Basuta G, Malembe Mbo, Mittermeier R, Oates J, Padua C, Redmond I, Reynolds V, Schaller G, Sugardjito J, Wrangham RW 2001. The Great Apes Declaration preventing the extinction of the great apes by awarding them World Heritage Status. Pan Africa News 8:2-17.
- Nishida, T., 2001. Book review: The Chimpanzees of the Tai Forest :Behavioral Ecology and Evolution by Boesh C, Boesh-Achermann H, Oxford University Press, Primates, 42: 273-275.
- Nishida, T., 2002. In memory of Professor Junichiro Itani. Primates, 43: 1-2.
- 西田利貞 2001.「大型類人猿に絶滅の危機」、『学士会会報』No.830(2001-?)、pp. 134-137.
- 西田利貞 2001.「大型類人猿宣言とそのインパクト」(監訳者あとがき)、『大型類人猿の権利宣言』パオラ・カヴァリエリ・ピ−タ−・シンガ−(編)、山内・西田監訳、昭和堂、pp. 293-299.
- 西田利貞2001.「“権利宣言“とチンパンジーの社会生活」、『アライブ』No.39、pp. 8-11.
- 西田利貞2001.「関係の系譜:チンパンジーに見る群れのパワーゲーム」、日本キャピタル株式会社『S&C』15: 29-33.
- 西田利貞2001.「ビーリヤ研究―事始めの頃」、『霊長類研究』17: 283-289.
- 西田利貞2001.「サルとヒトの間、共通祖先の鍵は複雄複雌集団に」、『聖教新聞』11月18日:文化欄.
- 西田利貞 2001.「ほんとうの豊かさとは」、『エコソフィア』8: 巻頭言.
- 西田利貞 2001.「伊谷純一郎先生追悼文」、『霊長類研究』17(2): 212-214.
- 西田利貞2001.「弔辞」、『モンキー』45(3):11-12.
- 西田利貞 2002.「伊谷先生を悼む」、『遺伝』56(1): 106.
- 西田利貞2002. 「“遙かなるイプンバ”の思い出」、『生態人類学ニュースレター』No.7(別刷)、pp. 9-10.
学会・研究会発表
- 西田利貞2001.「大型類人猿の権利宣言とチンパンジーの社会生活」、『大型類人猿の権利宣言刊行記念講演会』、京都大学理学研究科第一講義室, 4月
- 西田利貞 2001.「野生チンパンジーの若い雄によるオトナ雌のいじめ行動」、『日本アフリカ学会第38回学術大会研究発表要旨』、名古屋大学、5月、p. 123.
- 西田利貞2001.「日本サル学と文化の研究」、『第55回日本人類学会・第17回日本霊長類学会連合大会予稿集』、京都大学、7月、p.37
- 西田利貞・Mitani JC 2001.「ウガンダのキバレのチンパンジーのソーシアル・スクラッチ」、『日本動物行動学会第20回大会講演要旨』、京都大学、11月.
- Nishida T.2001. Chimpanzee cultures in east Africa. The 2nd Annual Conference of TAWIRI. Impala Hotel, Arusha. December.
- Nishida T.2002. The chimpanzees of Mahale: Current status of conservation and research. 2002 COE International Symposium in Inuyama on “Research on long-lived animals: The past, present and future of longitudinal field studies” 18 January 2002.
- Nishida T. 2002. The puzzle of chimpanzee cultures. The 2nd International Symposium on Comparative Cognitive Science: Social transmission of knowledge. 17 February 2002. Kyoto, Shiran-Kaikan
翻訳
- 山内友三郎・西田利貞(監訳)2001.『大型類人猿の権利宣言(パオラ・カヴァリエリ、ピ−タ−・シンガ−編)』、昭和堂、京都
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