上 ブフンビラでのゴリラ調査のあと、北行して、カヨンザの森、クィーン・エリザベス国立公園を横切り、ルーウェンゾリ山の東フォート・ポータルに達し、ここで準備を整えてルーウィンゾリ登山に向かった。ただし、この山にはチンパンジーはいるがゴリラはいない。ブジュク谷を遡行し、途中二泊してブジュク・ハットに達し、この写真のスピーク峰のあと200m内外のところまで、今西先生と私でアプローチしたが、氷河がブルー・アイスになっていてピッケルも使えず登頂はあきらめた。この写真はブジュクの南西ストゥールマンズ・パスからのスピークの眺めで、正面のスピーク峰の頂上は霧の中にある。手前の木はジャイアントセネシオである。また、この位置の背后はエレナ氷河で、その彼方にこの山群の最高峰アレクサンドラとマルゲリータが聳えている。 |