翌朝の夜明け前、我々は三度現場へ向かった。そこにはライオンの姿はすでになかった。代わりにいたのは一頭のハイエナであった。ライオンよりも人を恐れるらしく、我々の姿を見るとそそくさと移動していってしまった。ハイエナもまだ食べかけであったのに悪いことをした。