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社会貢献サービス
                                       

                                                               

研究啓蒙以外の社会貢献

1)東日本大震災被災者支援活動

    大学院修士課程(1984年)以来、断続的ではあるが長くニホンザルの調査をしてきた宮城県牡鹿半島沖に浮かぶ小島である金華山が、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波(東日本大震災)により甚大な被害を受けた。弊社社員とも言える大学院生1名は本震当時、金華山の東海岸にある千畳敷と呼ばれる海岸に面した岩場でサルを探索中していたので、おそらくは震源に最も近い陸地にいた人である。その彼は迅速に山を駆け上がりという的確な対応をしたため幸い津波の難を逃れたが、4日間連絡がつかず安否確認ができない状態になった。幸い3月14日夕刻、無事自衛隊に救出され仙台に滞在後、無事帰洛したが、主にサルとニホンジカの研究者仲間で作っているメーリングリストで金華山周辺の被災状況や彼の安否情報を交換することを通じて盛り上がり、私が代表となって被災者の支援活動を目的とした団体『キヨシロウ金華山震災支援グループ』(詳細は、同グループのHPを参照)を立ち上げるに至った。主には、義援金の募集活動で、支給対象は「金華山、およびそこへ向かう船の出港地である鮎川と女川町に居住、あるいは勤務されていて、私たちサルとシカの研究グループがお世話になった方々である。また、支援活動の一環として、建物や鳥居、灯篭など関連建造物に被害のあった金華山黄金山神社における清掃活動への参加も行った

 

 

Copyright (C) 2003 中川尚史サル学研究室
最終更新日 : 2011/05/30