発達

ニホンザルの寿命はだいたい20-25歳です。大きく分けると0歳から1歳までをアカンボウ期、1歳から4歳までをコドモ期、オスでは5歳から9歳ごろまで、メスでは5歳から6歳ごろまでをワカモノ期、それ以降をオトナ期として区別できます。アカンボウは母親に全面的に依存しており、この時期に母親が死ぬとほとんどのアカンボウは死んでしまいます。1歳ごろから離乳して、コドモ同士で頻繁に遊ぶようになります。4歳になると、オスはたいてい射精可能になり、またメスは発情し始め性成熟をむかえます。もっとも、妊娠をするのは初発情から少し間があって、だいたい5-6歳が初産です。体が完全に成長してオトナにひけをとらなくなるのがオスでは10歳をすぎるころ、メスでは7-8歳になります。腰が曲がったり、毛がうすくなって、老化がはっきりとしてくるのは20歳近くになってからのようです。お年寄りのメスの場合、妊娠しにくくなり、出産しなくなってからも何年か生き存える例が知られています。

分布  遊動域  発達  構成  社会関係  繁殖  集団間関係

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