マハレ山塊国立公園
タンガニーカ湖から見たマハレ山塊
photo by M.Nakamura
マハレ山塊国立公園は、東アフリカ、タンザニア共和国西端のタンガニーカ湖東岸に位置している。公園の広さは約1600平方キロで、湖と山地が形作る地形が、山の西側、つまり湖側に特殊な植生を発達させている。
この公園には推定700頭のチンパンジーが生息している。チンパンジーの他にも少なくとも8種の霊長類、ブルーダイカー、フサオヤマアラシ、アフリカオニネズミ、カンムリホロホロチョウなど中央あるいは西アフリカの森林性の動物が豊富に見られる。
マハレでは1965年以来、西田利貞、川中健二、上原重男をはじめとする研究者により継続調査が行なわれてきた。チンパンジー調査は当初サトウキビ、バナナによる餌付けによって可能となったが、1987年以降、餌の量を減らし、1987年以降は完全に放餌を禁止した。したがって、現在では研究者は、30平方キロメートルもの広大な遊動域のなかで自然に餌を求めて遊動するチンパンジーを追跡しつつ、それぞれのテーマに沿った調査を行っている。
マハレ関連文献
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